「瞬間湯沸かし器のように…」兵庫・斎藤知事に新たなパワハラ疑惑 辞職は改めて否定
日テレNEWS NNN
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑に関する職員アンケートで、新たなパワハラ疑惑が、多く寄せられていたことがわかりました。 ◇ 20日、会見場に姿をあらわした兵庫県の斎藤元彦知事は… 兵庫県 斎藤元彦知事(46) 「あの…仕事ですから、あくまで。いい業務、サービスを県民の皆様にとって提供していく以上、必要な業務上の指導、注意をさせていただくことは必要だと思っています」 業務上必要と主張した行為が、再び“パワハラ”として疑われています。明らかになったのは、百条委員会による、県の全職員を対象にしたアンケートの中間報告です。
“パワハラ疑惑”に関する職員アンケートには、次のような回答がありました。 「機嫌が悪い時など、瞬間湯沸かし器のように叱りつける事がある」 「鉛筆の芯がピンピンだと怒るので、鉛筆の芯はピンピンにしてはいけない」 「気に入らないことがあると、机をたたいて激怒する」 “俺は知事やぞ”と権力をふりかざす発言をするなど、職員の間で“暴君”と呼ばれていたというのです。新たに浮上した“パワハラ疑惑”について、20日、斎藤知事は… 兵庫県 斎藤元彦知事(46) 「県庁の外のみなさんとふれあったり対応するときは、県民のみなさんに対してきちっと丁寧に、フレンドリーに接していくことは大事ですけど、県庁においては仕事ですから。仕事は民間企業の皆さんもそうだと思うけど、厳しく、時にはですね。必要な注意は大事だと考えています」 ◇ 今回のアンケートでは職員約4500人が回答。斎藤知事の“パワハラ”を「実際に見た」もしくは実際に知っている人などから「聞いた」と答えた職員は、約4割にのぼることがわかりました。 「直接」見聞きした話として、次のような疑惑も… 視察の際、斎藤知事がエレベーターに乗ろうとしたところ、目の前で扉が閉まってしまうことが…。すると、乗り損ねたことに激怒。「お前はエレベーターのボタンも押せないのか」と、視察先の職員もいる中で、県の職員を大声で怒鳴りつけたといいます。こうしたことから、知事専用でエレベーターを開ける係が配置されるように。 このことについて、会見で問われると… ──エレベーターに乗り損ねて、周囲の職員に激高することがあるのか? 兵庫県 斎藤元彦知事(46) 「そういったことをした認識は、私はないと思っております」