ホンダの原付二種スクーター「PCX」が進化! 欧州で新型「PCX125」が発表、上級グレードの「PCX125DX」も新登場
5代目となるPCX、スタイリッシュさをさらにアップ!
日本はもとより、世界中で大ヒット中のパーソナルコミューター、ホンダのPCX125がモデルチェンジを果たした。新たに、装備を充実させた上級仕様車の「DX」も追加されている。 【写真はこちら】新型「PCX125」の全体・各部・走行シーン PCXと言えば、その洗練されたスタイリングが特徴。シャープなフォルムは、これまで実用面重視のモデルが多かった125ccスクータークラスの概念をひっくり返すもので、幅広い層のユーザーから好評を得て、ロングセラーにつながっている。 そんなPCXの5代目となる新型は、従来型である4代目のコンセプトをさらに発展させたデザインを採用。従来型はパワークルーザーからインスピレーションを得た水平基調のフォルムだったが、新型はそれを一層洗練させたフォルムになった。また、ハンドルバーカバーが標準装備されたのもポイントだ。 シート高は763mmで、764mmだった従来型とほぼ同じ。トランクスペースは30.4L容量と発表されているが、従来型も国内仕様は30Lなので、ほぼ同じと見ていいだろう。エンジンは従来型をベースにECUのセッティングを変更。あわせてインジェクターが26→28mmへと大径化され、マフラーは触媒の位置が変更されている。パワースペックはほぼ変わらず、新型は排出ガス規制のユーロ5+に対応しつつ、これまで通りのパフォーマンスもしっかり確保されているようだ。 そして、新型のハイライトのひとつが、上級グレードとなる「DX」の登場。これまで、特別仕様車を除き、PCXは1グレード構成だったが、新たに上級モデルが追加されることとなった。 スタンダードとの違いはその装備。DXには、新型フォルツァ350などにも採用された、5インチのカラーTFTメーターが採用されている。オプティカルボンディングの採用で視認性が高く、専用アプリを介してスマホと連携できる「Honda RoadSync」も備えている。 DXのもうひとつの大きな特徴はリアのサスペンション。リザーバータンク付きのショックユニットが採用されている。フレームはダブルクレードルで従来型からの踏襲となる。 なおホンダはこの欧州で発表した新型「PCX125」を国内で「PCX」として販売予定であることを、2024年11月5日の時点で発表している。
webオートバイ編集部