5年間で土地の価格が急上昇。移住者急増の北海道・東川町で今、起きていること。坪単価の安い土地を購入してはいけない理由とは…
暮らすのに適した土地の条件とは?
もちろん、場所によっては、もっと坪単価の安い土地はたくさんあります。例えば山林ならば、一万円以下も珍しくありません。しかし東川は上水道のない町。大雪山からの豊かで美味しい伏流水が地下にあり、すべての家庭が飲料水を地下から電気で汲み上げて使っています。 しかし山林は掘ってみなければ良質の水が出るかどうかわからないという問題が…。水以外にも、電気などのインフラを整えるのに設備費がかかります。 もう1つの問題点は冬の除雪です。国道、北海道道、町道は、除雪車が入り、町が除雪をしてくれますが、それ以外の道は自分で除雪しなくてはなりません。冬の長い北海道、しかもかなり雪の多い地域である東川では、見落とせない点です。
二拠点生活は土地探しから始まっている
ローカルに住みたい理由の1つは、恵まれた自然やロケーションのよさが大きいと思います。しかし、実際に暮らすとなると、それだけではすみません。二拠点生活がうまくいくかどうか、暮らしやすいかどうかは土地探しから始まっています。後で後悔しないためにも、その町に住んでいる方の意見を聞き、自分の暮らし方を想定して土地を決めることをお勧めしたいと思います。