戸塚ヨットスクール校長 体罰は「良いこと」「善」と断言し全面肯定 暴力との違いは「目的」と即答
戸塚ヨットスクール校長の戸塚宏氏が8日、YouTubeチャンネル「令和ヨットスクール」の動画に出演。体罰について「良いこと」「善なんよ」と断じて全面的に肯定した。 戸塚氏は動画で、体罰について「誰も体罰とは何か知らずに『体罰反対』言っとるわな。こんな非科学的な態度でええの?それが子供に影響して、子供は非科学的教育を受けるもんで、成果が出ない」と指摘。その上で「体罰は、進歩を目的とした有形力の行使」と定義づけた。 そして「本来なら自分で勝手に進歩すりゃええのに、その能力がまだなかったり、サボってその能力を身につけなかったりしたヤツ、引っぱたきゃ痛い。痛いのはイヤ。イヤだから頑張る。頑張らんとまた次引っぱったかれるからやね。だから進歩する」と主張。「進歩を目的とした有形力の行使。これが体罰だ。良いこと。体罰は『善』なんよ」と断言した。 さらに、自身が小学生時代の同級生が、体罰を行った教師に向けて「ありがとうございました」と礼を述べたという実例を語り、「そいつは、その前にやられた体罰によって自分が進歩したという実感がある」と主張。「後から考えてみたら、俺を進歩させるための体罰やったなという風に思えるんや」と持論を展開した。 「体罰」と「暴力」の違いについては「目的」と即答。「暴力は自分の利益のためにやるやろ?体罰はやられる方の利益のためにやるんだ。自分になんか利益ある?ないよね」とし、「時々、ヒステリックな体罰をやる人がおるやん。それは自分の不安を消すために体罰やっとる。だからあれはいかん体罰な」と訴えた。 最後は全体的な教育論にも言及。「進歩とは何かも知らん、当然どうやったら進歩するかもしらん、ただその場の現象だけ、その場子供が喜んだらええこと、その場子供が嫌がったら悪いこと。これ赤ん坊の状態じゃない。教育になってないよね」と主張し、「だから子供に教えておいてやらんといかんのは、進歩の能力をどうやって身につつけるか。子供に進歩の能力を身につけさせてやりさえすれば、後は自分でやるよ、自主的に」と私見を語った。 戸塚氏は1976年に戸塚ヨットスクールを開校。その指導が非行や不登校の子どもを更生に導くと話題になったが、訓練生が死亡したり行方不明となったりする事件が複数発生。戸塚氏は傷害致死罪およい監禁致死罪で起訴され、2002年に懲役6年の刑が確定していた。