実家は資産家なのに「60代姉妹」が“謎の孤独死” 15年前の年初を騒がせた怪事件…父親も不審死で「身体中にタバコを押し付けた痕があった」
「妹に殺されたと思ってください」
両親が亡くなると、姉妹2人だけの生活を始めたわけだが、果たして、どのような姉妹だったのか。Aさんの友人によれば、 「お嬢さまの彼女は、小学生の頃から、高級車で送り迎えされていた。ただ、姉妹の仲は昔から良くありませんでした。Aさんはプライドが高かったのですが、優しい性格。反面、妹は勝ち気 でした。一度、真剣な顔をしたAさんから、『もしも、私が死ぬようなことがあったら、妹に殺されたと思ってください』と言われたことがありました。遺産相続で揉めているのかなと思ったんですけどね」 一方、妹Bさんの小、中学校の同級生は、 「20年くらい前の同窓会で、Bさんは来なかったんやけど、仲の良かった女子が彼女の噂をしとった。なんでも、彼女の惚れておった人が危ない筋の人で、両親の猛反対にあって結婚したくても出来なかったそうや。それで、しばらく家出をしてた、いう話やった」 姉は豊中市内の私立高校、短大を卒業し、妹も同じ高校の出身だという。だが、学校を終えても、2人は仕事らしい仕事をせず、邸宅に引き籠もっていた。そして、生涯独身を通し、実家の財産で生活していた。 *** 多額の相続税などで、金銭的に困窮していく姉妹。それでもプライドゆえ、生活保護の申請には難色を示す――。第2回【「ゴミが山積みの部屋には大量のゴキブリが…」 15年前に起きた大阪「資産家姉妹」孤独死事件 大地主のお嬢様が“預金残高ゼロ”に転落するまで】では、親族らが金銭的に困窮した姉妹の様子を証言している。 デイリー新潮編集部
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