旧車にも最適? アップデートできない純正ナビの代わりにパイオニア『NP1』を付けてみた! ドラレコと一石二鳥!【BMW Z4オーナーレポート vol.9】
装着は簡単だが、専門店なら配線をすっきり格納してくれる
取付の際は、スマホのNP1アプリを利用した位置決め機能で取付位置を決定し、本体をフロントガラスにアタッチメントに付属する両面テープで接着して固定。電源はシガーソケットから取ることが出来る。まず動作テストとして、自身で別のクルマに装着してみたが問題なくできた。 しかし輸入車の場合、シガーソケットが常時電源となっているため、電源を抜き忘れるとバッテリー上がりの原因となるし、車内に這わせるコードも邪魔くさい。 そこでZ4への取付は、裏取り配線で車内をすっきり仕上げてくれるというパイオニアオンラインショップで提供する出張取付サービスに依頼することにした。国産車だけでなく輸入車にも対応しており、私のBMW Z4でも取付OKとの確認が取れた。工賃は、主張費などを含めて国産車が1万3750円、レクサス車と輸入車が1万9800円という一律料金となっている。但し、作業日が平日限定であることやしっかりとドアを開口できる作業場所の確保など一定の条件があるので、環境によっては依頼が難しいケースもあるようだ。 いよいよ取付日がやってきた。樹脂部品の経年劣化もある古いクルマであるため、着脱時の破損が心配されたが、メカニックは、その点も考慮して丁寧な作業を行ってくれた。話を伺うと、仕事としてクルマに携わるだけでなく、趣味でカーオーディオにも凝っていると分かり、より安心して作業を見守ることが出来た。 電源はヒューズボックスから確保しているので、後付け配線の心配もない。今回は通信による駐車監視機能も試してみたいため、駐車監視用電源ケーブルを用いた取付を行って貰ったが、そのユニットの取付位置もこちらの要望を踏まえて作業を行ってくれた。 当初の作業時間は約2時間と聞いていたが、実際は50分ほどで終了。国産車ならば、より短時間で仕上がることもあるという。配線のまとめ方の処理なども丁寧で、まさにプロの仕事だった。 ルームミラー横に配置したNP1だが、前方と車内側カメラ、通信機器、スピーカーやマイクを備えるため、本体は大きめだ。本来なら音声認識などの関係から、説明書では運転席側の取付が推奨されているのだが、フロントウィンドがコンパクトなZ4では視界確保のために助手席側の取付とした。 いよいよ次回はZ4での走行テストを行う予定。専用アプリの役割やルーフオープン時の使い勝手などもレポートしたい。
大音安弘