旧車にも最適? アップデートできない純正ナビの代わりにパイオニア『NP1』を付けてみた! ドラレコと一石二鳥!【BMW Z4オーナーレポート vol.9】
ナビとドラレコを1台で導入できる「NP1」という選択
さらに昔は人気のあった1DINユニットのAVシステムは、ナビ内蔵とディスプレイオーディオが国産メーカー品でも復活しているが、モニターの収納が不可となる。 Z4の場合、センターのエアコン吹き出し口をふさぐことになるので、いずれにもしても積極的には選びにくい。やはり無難な選択としては、ポータブルナビをオンダッシュで装着することだが、ダッシュボード自体がコンパクトなZ4だとセンターモニター前か、オーディオユニット前くらいしか装着スペースもなく、それでは美しくない。 さらに後日レポートする予定だが、ドライブレコーダーがあった方が良かったと思う経験もした。そこで注目したのが、いずれの機能も備えるパイオニア製「NP1」だったのだ。 同製品は、ドラレコとナビ機能を一体化させた変わり種。しかもナビ機能は、音声操作と案内だけでも利用可能というユニークなもの。このため、車内の風景をほとんど変えることなく、ナビまで使えるのが魅力だ。 パイオニアの担当者に問い合わせると、取付自体も簡単なので、旧車への装着例も多いことを教えてくれた。また現代機らしく通信機能を備えており、ドラレコ映像をクラウド上に保存できるだけでなく、駐車監視機能を追加すると遠隔でのカメラ映像の確認もできる。さらにナビ機能を含め、ソフトアップデートで使える機能が進化していくという。 価格は、定価で6万5780円から。公式サイトでは、2024年1月9日10時まで値下げキャンペーンを実施しており、3万9800円からとなっている。ちょっとドラレコとしては高価格帯となるが、機能を考慮すれば今の割引価格ならお得感はある。 ここで忘れてはならないのが、NP1の要となる通信機能だ。通信機能とサービス利用は標準付帯だと1年間のみ有効となる。購入時に通信費がお得となる3年プラン(9万3500円がキャンペーン価格で6万7520円)も選べるが、いずれにしても期間が過ぎると年間1万5840円の負担が必要になるのだ。この通信機能がないと通常のドラレコ機能しか使えなくなるので、そのコストをどう捉えるかだろう。その価値があるかも含め試してみたいと思ったのだ。