キム・ヘソンに韓国メディアが“厳しい視線” 韓国のセーブ王を引き合いに「マイナーリーガーに転落するかもしれない」
ポスティングシステムによるメジャー移籍を目指していた韓国プロ野球の内野手・金慧成(キム・ヘソン)とドジャースが契約合意に至ったことが現地時間1月3日(日本時間4日)に明らかになった。 【動画】MLB公式もクローズアップ! 大谷の妻・真美子さんのガッツポーズシーン しかし、“韓国の逸材”と呼ばれるキムのドジャース加入について、韓国メディア『NEWSEN』は厳しい視線を向けている。 同メディアは「ドジャースはすでに主戦内野陣を確定したチーム。一塁手のフレディ・フリーマン、二塁手のギャビン・ラックス、遊撃手のムーキー・ベッツ、三塁手のマックス・マンシーが2025年シーズンの内野陣を構成する。フリーマン、ベッツ、マンシーはメジャーリーグでしっかりとしたキャリアを積んだスタープレイヤーたちで、誰かに席を押し出されることがない選手たちだ」と記した。 キムについては、「ユーティリティプレーヤーは単にグローブをはめ、複数の場所に立つことができる選手をいうのではない。様々なポジションをきちんと消化できなければならない」とした上で、「すでに複数のポジションで優れた守備力を見せた選手を保有しているドジャースだけに、キム・ヘソンも二塁手以外の遊撃手、三塁はもちろん、もしもの場合、外野も無難にこなせなければ、ロースターに生き残ることができない」と手厳しかった。 また、昨オフにポスティングでパドレスに入団したコ・ウソクを例に挙げ「他の人より年俸をたくさん受け取るマイナーリーガーに転落するかもしれない」と、メジャー昇格を果たせないまま放出された韓国のセーブ王を引き合いに出し、シビアな論調を展開した。 同メディアは「果たして、ドジャースのユニフォームを着たキム・ヘソンがしっかりと定着し、メジャーリーグで活躍する姿を見せることができるのか注目される」と結んでいる。 キム・ヘソンはそんな辛口意見を吹き飛ばし、猛者が集うドジャースで活躍を見せられるだろうか。世界一連覇の一翼を担えるか注目だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]