高校ラグビー 日本代表の卵たちが「聖地」花園に集結 無敗のキャプテン、平尾誠二2世...など注目の4人
【花園に帰ってきた「フシコー」の10番】 熊本県出身の杉山が京都の高校を選んだのは、ラグビーを始めたスクールのコーチが京都工学院の大島淳史監督と縁があったから。ラグビーの強い公立高校を志望したこともあり、悩んだ末に京都工学院に進学。理数の進学コースに在籍する。 今夏は初めて、桜のエンブレムのつけたU17日本代表の10番としても躍動した。『スクール☆ウォーズ』は少ししか見たことがないが、「平尾さんのプレーは動画で見ています。(10番を背負うことは)プレッシャーはないですが、それにふさわしいプレーをしたい」と語る。 キックとランに強みを見せる姿は、まさに「平尾2世」。9年ぶりに出場する赤黒ジャージーの主軸として、花園で旋風を巻き起こせるか。 のちに日本代表となった高校生たちの多くは、この花園で強烈なインパクトを残していった。数年後にワールドカップの舞台に立つかもしれない開花直前のスター候補たちの今の姿を、ぜひ見てもらいたい。
斉藤健仁●取材・文 text by Saito Kenji