生活や文化の違い体感 群馬県みなかみ町の児童が来島 奄美市で交流事業
鹿児島県奄美市と群馬県みなかみ町の小学5、6年生を対象とした2024年度青少年交流事業が1~5日、奄美市笠利町であった。両市町からそれぞれ児童14人が参加。児童らはホームステイやさまざまな体験活動を通して交流し仲を深めた。 生活環境や自然、文化の違いや良さを見直し、互いの地域の発展を担う青少年を育成することが目的。旧笠利町時代の2001年に始まった。新型コロナウイル禍を経て昨年4年ぶりに再開し、今年で21回目。 みなかみ町の児童たちは奄美市の児童やその家族と4泊5日を過ごし、海岸清掃や塩作りなどを体験。海水浴やカヌーなどマリンスポーツも楽しみ、奄美の海を満喫した。 最終日の5日は、笠利公民館でお別れ会。両市町の児童代表が思い出を振り返った。奄美市の児童らが「行きゅんにゃ加那」を歌い名残惜しさを伝えたほか、みなかみ町の児童らが同町オリジナルの「みなComing体操」を披露した。 みなかみ町の児童は「群馬県は海がないので、きれいな海で泳げたのが何より楽しかった。ウミガメも見ることができてびっくり。(奄美市の児童は)みんな優しくてフレンドリーで話しやすかった」と笑顔で話した。 来年2月には、奄美市の児童らがみなかみ町を訪れる予定。赤木名小学校の児童は「スキーが楽しみ」と期待を膨らませた。