【関東大学ラグビー】早大が筑波大を下して5戦全勝「慢心せず切り替えた」佐藤健次主将が今季初トライ
◇関東大学ラグビー対抗戦Aグループ 早大44―7筑波大(2024年11月10日 埼玉・熊谷ラグビー場) 【写真】<早大・筑波大>今季初トライを決め、POMに選ばれた早大のフッカー佐藤健次主将 早大が筑波大を44―7で下し、開幕から無傷の5連勝とした。3トライ差以上の勝利で得られるボーナスポイントを全試合で獲得しており、総勝ち点30で首位の明大に並んだ。 大学選手権3連覇中の帝京大を破った試合からわずか1週間。大きな山を一つ越え、6季ぶりの対抗戦優勝へさらに勢いを加速させた。8月のオープン戦では帝京大撃破の1週間後に天理大に敗れており「小手先でうまくいったことをやろうとして課題から逃げてしまった」と反省。今回は「慢心せずに一戦一戦切り替えたのがよかった。帝京戦でできなかった細かいところを突き詰めて、自分たちにフォーカスした結果」と快勝を振り返った。さらに「チャンピオンになったわけではないので。優勝しなければならないので、また慶応戦(23日、秩父宮)に向けてしっかり準備していきたい」と気を引き締めた。 佐藤は、この試合で今季初トライを決めてプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出。後半17分、ゴール前の右ラインアウトからモールで押し込んだ場面を振り返り「前で戦ってくれた選手のおかげで取れたので、(自分が)トライを取ってうれしいという感覚はあまりない」とFW陣に感謝した。そして「優勝するために自分ができることをやりたい」と主将の責任感をにじませた。 次戦は23日、現在2勝3敗で総勝ち点14の慶応義塾大と対戦する。伝統の早慶戦を見据え、佐藤は「その年の勝敗に関係なく難しい試合になると思う。プレッシャーをかけてくる相手に逆にプレッシャーをかけたい」と意気込んだ。プロップの亀山昇太郎(4年)は「慶応戦はプライドのぶつかり合い。早大生として慶応には絶対に負けたくない。全員がそういう気迫を持ってプレーできれば」と闘志を燃やした。