立憲民主党、参院選公約を発表(全文1)“令和デモクラシー”を推進
夏の選挙を意識して、ブルーを基調にしたグラデーションに
色はもちろん立憲ブルーのロゴで「令和デモクラシー」と「立憲民主党」を表していただきましたが、そこに熱い夏の選挙ということを意識して、ブルーを基調にしたグラデーションにさせていただきました。 立憲民主党のロゴマークは、これまでのロゴマークとほとんど変わりはありませんが、われわれの参議院選挙の全国比例の略称を平仮名、りっけんとさせていただきましたので、これまでの立憲民主党のロゴマークに平仮名りっけんを付加をして、付け足して、新たなロゴマークとしてこのポスターに掲げさせていただきました。このポスターは選挙に向けて早急に4月から全国に配布をし、貼っていくつもりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 結びに、この「令和デモクラシー」のポスターがそのまま、あとで皆さまにご報告をさせていただく、立憲ビジョン2019の表紙になることも付け加えさせていただきます。私からは以上でございます。ありがとうございました。 司会:福山幹事長、ありがとうございました。それではお待たせいたしました。ただ今より「立憲ビジョン2019」の発表に移らせていただきます。では、枝野代表より発表させていただきます。枝野代表、登壇お願いいたします。フォトセッションのお時間をいただきます。 (00:07:51~00:08:40 フォトセッション) 司会:ありがとうございました。それでは発表させていただきます。枝野代表、よろしくお願いいたします。
選挙公約の説明
枝野:はい。たくさんの皆さん、お集まりをいただきましてありがとうございます。参議院選挙に向けた立憲ビジョンの発表をさせていただきたいと思います。まず全体の構成でございますが、われわれ野党第1党として、自民党に代わるもう1つの選択肢、国家ビジョンというものをしっかりと示すことが求められているというふうに思っています。 現在の日本社会で置かれている時代状況というものをしっかりと示した上で、われわれの目指していく国家ビジョンというものをお配りをさせていただいている冊子で言えば1ページ、2ページに示させていただきました。その上で、この参議院選挙で重点的に訴える政策をそこから大きく5項目と、この5項目にくくりきれない問題をいくつか抜き出して示させていただいております。 私のほうから時代認識と国家ビジョンを中心にお話をさせていただきたいと思っておりますが、現在の日本は大きな転換期にあります。人口減少と高齢化、価値観やライフスタイルの多様化、そして生活の不安定化、貧困・格差の増大といった大きな変化をわが国は迎えております。国際社会でも対立と分断が深刻化し、環境問題をはじめとして不透明性が増しているという状況にあります。 これだけ大きな社会の変化の中にあっては、従来の一握りの政治家によるトップダウンの政治では対応していくことができません。これまでの普通は通用しません。私たちはこうした状況を踏まえて、新しい時代を切り開いていくために大きなパラダイムシフトが必要であるというふうに考えております。 パラダイムシフトを進めていくことによって、さまざまな課題を可能性に変え、未来を切り開いていくことができると思っています。それは政治家、政党が、政治家、政党だけでできることではありません。主権者、国民の皆さんお1人お1人の声から始まるムーブメントにしていかなければいけない。日本の民主主義のアップデートといえるような状況をつくっていかなければならない。 明治に自由民権運動があり、そして大正デモクラシーがあり、日本の近代は先人たちのこうしたさまざまな努力の積み重ねの上に現在があります。今、大きな転換期に有権者の皆さんと共に新しい民主主義の形、いわば令和デモクラシーと呼ぶべきうねりをつくり出していくことによって、新しい時代を切り開いていきたいと思っています。