フリーランスになって後悔「会社員+副業がいい」その心は?
毎日朝早く起きて、出勤して、夜遅くまで仕事する。毎日同じことの繰り返しで「会社員のよさってあるの?」と思う方は多いのではないでしょうか。 【概要資料4枚】「フリーランスが感じた会社員の魅力」を要約でサクッと見る 特に長期休暇明けの出社は、現実に戻ってきたかのようで憂鬱になる人も。しかし、フリーランスを経験した人の中には「会社員に戻りたい!」「副業のほうがいい!」と切実に願う人もいるようです。 そこで、本記事では、フリーランス経験がある会社員に取材。フリーランスなどの目から見た会社員の魅力に迫ります。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
フリーランスから見た会社員の魅力
「会社員は辛いだけだよ」と愚痴をこぼす方も多いです。 しかし、会社員は法律に守られていますし、福利厚生の恩恵を受けられます。ここでは会社員のメリットについて確認していきましょう。 ●安定した固定給と福利厚生 会社員の最大のメリットは、安定した固定給です。失敗して成果が上げられなくても、毎月決まった日に給料がもらえます。 大卒の初任給の平均は約21万円、高卒は約17万円。 税金が引かれても、生きていくのにさほど心配が必要ない金額ではないでしょうか。 フリーランスでは、最低保証ともいえる収入がないことから、不安で日々お金のことを考えなければいけないという声がありました。 たとえ、1案件月20万円の仕事があったとしても、年末に「翌月から発注はない」と急にいわれることがあります。 福利厚生にように会社から援助を受けられる点も、フリーランスから見たら魅力です。特に寮や社宅制度がある会社を選べば、家賃はほとんど支払う必要がありません。 ●相談できる人が多い 周りに人がいるからこそ、悩みや喜びを共有できます。 フリーランスは、ちょっと相談をしたいときに聞ける人が近くにいない場合があります。苦しいときも一人で乗り越えなくてはいけないのは、辛いですよね。 「失敗しちゃった! これはどうしたいいの?」「ちょっと聞いてほしい!」と、話したいときに隣に相談できる人がいます。孤独を感じることはあまりありません。 そうあるための、人間関係構築は必要ですが……。 ●社会貢献・プロジェクトの成功を感じやすい 会社員が最もやりがいを感じられるのは「大きな社会貢献」「大きなプロジェクトが成功」したときなどです。 しかし、大きな仕事をやるときには、どうしてもお金がかかります。ハイスペックなパソコン・ソフト、加工機・道具関係は、性能が高いほど莫大な資金が必要です。また、大きなことをなすにはそれなりに人も必要です。 会社員は、許可さえでれば数千万~数億円の金額を動かすことができます。社長や上司の説得をする難しさはありますが、表現ができないほどの達成感を得られやすいです。 ●副業で収入を伸ばせる 年収が増えるほど「え? なんでこんなに給料が引かれてるの?」と高くなる税金に絶望します。 残念ながら会社員は、節税をする方法が多くないのが現実です。収入を増やさないと手取りの少なさは解消できません。 最近では、フリーランスではなく、会社員として固定給を得ながら副業をしたい人が増えてきました。 会社員は固定給が約束されていますから、副業での収入がなかったとしても生活にダメージはありません。 むしろ「フリーランスってこんなにやりがいがあるんだ!」と気づきが多く、自己成長に繋がるという声もあります。心の余裕があることで、フリーランスの魅力も感じやすいのかもしれません。