天皇皇后両陛下が豪雨の被災地お見舞い
北陸朝日放送
天皇皇后両陛下は9月の豪雨で被災した人を見舞うため 日帰りで輪島市内を訪問されました。 両陛下は午前10時半前に特別機で羽田空港を出発されました。 午前11時半前に輪島市の能登空港に到着し 両陛下は出迎えた馳浩知事らとあいさつを交わされました。 今年9月の豪雨では川の氾濫や土砂災害などで輪島市では10人が死亡し 1250棟あまりの住宅が壊れたり水につかったりしました。 両陛下は馳知事から被災状況などについて説明を受けられました。 午後1時半ごろ輪島市役所や近くの沿道には両陛下の到着をひとめ見ようと 大勢の市民が駆けつけました。 午後1時40分ごろ両陛下が乗られたマイクロバスが輪島市役所に到着すると 坂口茂輪島市長らが出迎えました。 両陛下は坂口市長に挨拶した後出迎えのため集まった人に笑顔で手を振り 市役所に入られました。 その後、両陛下は川が氾濫し住宅が流されるなど大きな被害がでた 輪島市の久手川町で坂口輪島市長の説明を受けながら視察されました。 続いて避難所となっている輪島中学校を訪れ、 避難生活を送っている人を見舞われました。 両陛下は被災者と目線を合わせるため中腰になってお声がけされました。 避難者の女性がつけていたマフラーを見て「編んだのですか?」と聞かれる場面も。 女性が「支援物資でいただいたものです」と答えると 「あたたかいですよね」と言葉をかけられました。 このあと輪島市役所で豪雨災害の対応にあたった 警察や消防・自衛隊などの関係者に対し、労いの言葉をかけられました。