愛子さま、きょう大学卒業 指導教授が明かす愛子さまの「粘り強さ」と「朗らかな笑顔」
■「大学院はいまのところ受けるつもりはありません」
4月から日本赤十字社に入社される愛子さま。大学卒業後の進路に関して、中野教授は「様々ないろいろな報道がなされている中で、私の方が聞くのもどうかなという思いがありましたので、実は私の方から伺ったことは一度しかありません」と明かしました。それは大学院入試の締め切り前のこと。中野教授が、指導教員として大学院受験の意思があるかどうかを確認したところ、愛子さまは「大学院はいまのところ受けるつもりはありません」というように答えられたということです。
■何度も議論した「古典文学を受け継ぐ」ということ
中野教授は、授業や卒論指導の中で、愛子さまと「古典文学を受け継ぐということがどのようなものであったのか」という議論を重ねたといいます。「古典文学を受け継ぐというのは、ただ守るということではなくて、今の私たちの表現だとかそういうものに生かすこと」ということが何度も話題に上ったと記憶しているという教授。「文学やしきたり、あるいは皇室そのものが長く受け継がれたこと、それがどのように受け継がれたのか学ばれたと思いますのでそれが生きるといいなと思っている」と、今後の皇室の一員としての愛子さまの活動に対し、古典文学教員としての思いを寄せました。 最後に、中野教授は「この1年間、愛子さまと学び、研究を深めることがとても楽しみで、そのことに関して何より感謝を伝えたい」と語り、「笑顔が印象的だという話をしましたけれども、これから先もそのようなお姿を拝見できればいいなと思っている」と愛子さまの今後にエールを送りました。