センターバック不足のJ1アビスパ福岡に朗報 守備の要が完全合流
コンディション不良で戦列を離れていたJ1アビスパ福岡のドウグラスグローリ(34)が28日、福岡市の雁の巣球技場で行われた全体練習にフル参加し、復調ぶりを印象づけた。 ■高さと快足が魅力!サニブラウンの弟ハナンが福岡加入【写真】 加入5年目のブラジル人センターバック(CB)はここまで15試合に出場したが、後半途中に交代した7月7日の京都戦を最後に出場がなく、一時期は別メニューが続いていた。先週は部分的な参加にとどまっていたが、この日は攻守の切り替えを意識した練習など、約1時間のメニューをすべて消化した。 次節9月1日のホーム神戸戦は「今週の状態を見て、監督が判断して連れて行ってくれるか。また離脱しないように良い状態で復帰したい」と慎重な姿勢を見せる。一方で「残り少ないシーズンを100%で戦えるように、あと少し整えて準備していきたい」と復帰への意欲をにじませた。 リーグ戦で7試合勝ちがない福岡はCBが手薄になっている。主将の奈良竜樹(30)が左膝の手術で長期離脱中。J1町田から期限付き移籍で加入した池田樹雷人(27)も、移籍後初出場した24日のG大阪戦で前半早々に左脚を痛めて途中交代した。同戦で得点した宮大樹(28)は警告が累積4枚に達し、神戸戦は出場停止になっている。 苦しい台所事情の中、堅守を支えてきたドウグラスグローリの復帰は明るい材料。長谷部茂利監督は「本人はいつでも準備しているし、出たくて仕方ないと思う。いつでも行けるかなという思いに、明日(29日)、明後日(30日)で私がなれるかどうか」とコンディションを見極めながら判断する考えだ。