J1アビスパ福岡・長谷部監督が今季限りで退任 クラブとも合意 初タイトルもたらした功労者
J1アビスパ福岡の長谷部茂利監督(53)が今季限りで退任することが13日、分かった。関係者によると、既にクラブとの話し合いは済んでおり、選手にも伝えているという。 ■違いをつくる名将・長谷部監督の特徴的なカップアップ【動画】 J2だった2020年からクラブ最長の5シーズン指揮し、21年からのJ1定着に尽力。昨年のYBCルヴァン・カップを制し、クラブに念願の初タイトルをもたらした。 神奈川県出身の長谷部監督は、中央大を経て1994年にV川崎(現・東京V)に入団。神戸や市原(現・千葉)などで主にMFとしてプレー。引退後は神戸でコーチなどに就き、2018年から2年間、J2水戸の監督を務めた。 20年に当時J2福岡の監督に就任すると、堅守速攻をベースに一体感のあるチームをつくり、1年でJ1に昇格。J1でも勝負強さを発揮し、昨季のYBCルヴァン・カップでは決勝で浦和を破った。またJ1リーグ戦は7位、天皇杯は4強と、いずれも過去最高の成績を残した。 今季は主力選手が他クラブへ移籍し、左膝を手術した奈良竜樹主将ら故障者の長期離脱が相次ぎ、9勝11分け9敗の勝ち点38で暫定8位。J1残留が濃厚となっている。
西日本新聞社