ドジャース、フリーマンの逆転サヨナラ満塁弾で劇的勝利! ワールドシリーズ第1戦は衝撃的幕切れ
○ ドジャース 6x-3 ヤンキース ● <現地時間10月25日 ドジャー・スタジアム> ロサンゼルス・ドジャースとニューヨーク・ヤンキースによるワールドシリーズが開幕し、第1戦はドジャースが逆転サヨナラ勝利。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、ワールドシリーズ初安打をマークした。 ドジャースは今季途中加入の右腕ジャック・フラーティが5回まで三塁を踏ませず無失点。地元ロサンゼルスでのワールドシリーズ初戦で好投を見せると、5回裏に打線が援護。昨季サイ・ヤング賞の右腕コールから6番キケ・ヘルナンデスが右翼線へ三塁打を放ってチャンスを作り、7番ウィル・スミスの右犠飛で先制点を挙げた。 ところが直後の6回表、好投のフラーティが先頭打者ソトに安打を許すと、3番ジャッジを3打席連続三振に仕留めて一死とするも、続く4番スタントンに逆転2ランを被弾。打線は6回裏に無死二塁、7回裏には一死二、三塁と好機を作ったが、決定打が出ず無得点に終わった。 それでも8回裏、一死から大谷が右中間フェンス直撃の二塁打を放つと、二塁手トーレスが外野からの返球を取り損ねた隙を見て三塁に進塁。続くムーキー・ベッツが中犠飛を放って同点に追いつき、試合を延長戦へ持ち込んだ。 1点勝ち越しを許して迎えた延長10回裏、二死満塁の好機を作ると、3番フレディ・フリーマンが左腕コルテスの初球フォーシームを振り抜き、今季ポストシーズン第1号の逆転グランドスラム。ワールドシリーズ史上初となるサヨナラ満塁弾を右翼スタンドに叩き込み、本拠地ファンは大熱狂。4年ぶりワールドシリーズ制覇へ白星スタートを切った。 この試合の大谷は5打数1安打、1三振という内容。日本人選手のワールドシリーズ出場は2020年レイズの筒香嘉智以来、4年ぶり16人目。ワールドシリーズでの安打は2014年ロイヤルズの青木宣親氏以来、10年ぶり。ポストシーズン通算成績は打率.277、3本塁打、OPS.903となっている。
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