「ホールインワン」「アルバトロス」はゴルファーの憧れだけど… 達成したときの“心構え”ちゃんとできてる!?
記念品は小さくてもうれしいもの?
では、ホールインワンやアルバトロスを達成した人たちは、どのような記念品を購入することが多いのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。 「昔からよくあるのが、ホールインワンやアルバトロスを達成したホールの近くに“記念植樹”を行うというものです」 「ただ、ゴルファーにとっては名誉になる反面、ゴルフ場側からすればさまざまな弊害が生じる恐れもあります。コース内の木々は無秩序に配置されているのではなく、景観やコース戦略などを考慮したうえで植えられており、記念植樹で新しい木が想定外に植えられると、設計者が意図したデザインが乱される可能性が出てくるのです」 「最近では『ホールインワンやアルバトロスの記念品にそこまでお金をかけたくない』という風潮も高まっているため、ゴルフボールやマーカーなど、コンパクトかつ実用的なものを作って渡すという人も増えてきています」 「老舗和菓子の『とらや』ではゴルフボールの形をした最中が販売されており、食べたらおいしいし外箱も立派なので、小さいながらもちゃんとお祝い感が出てオススメです」 ちなみに、とらやの名物にもなっているゴルフボール型の最中には“ホールインワン”という名前が付けられていますが、その原型が作られたのは今から100年近く前の1926年のこと。 旧三菱財閥の別邸でゴルフ大会が開かれた際、参加者たちを驚かすべく4代目総帥の岩崎小弥太の夫人であった孝子氏の考案でとらやがゴルフボール型の最中を作り、パーティーでふるまわれたのが始まりといわれています。 ホールインワンやアルバトロスは、一生に一度あるかないかと言っても過言ではないくらい、ゴルファーにとっては夢のような経験です。もし達成したら金額や規模に関係なく、その幸せを周りにもおすそ分けできたらいいですね。
ピーコックブルー