“スイートポテト味”に“ほうじ茶味”も…大ヒット「豆腐バー」ヒントは米国のTOFUスタイル【THE TIME,】
■開発のヒントはアメリカでの“衝撃” この画期的な商品を開発したのは、2018年に途中入社し“わずか5年”で社長になった、池田未央さん(52歳)です。 食生活の多様化で豆腐の消費量も減り、老舗の『アサヒコ』でも売上が低迷。そんな中、池田さんが注目したのは、2014年からの10年で“約3倍”に伸びている「タンパク質補給食品の市場」でした。 『アサヒコ』池田社長: 「豆腐を“伝統食”ではなく、“植物性のたんぱく源”として食べてもらえれば、どこかにチャンスがあるんじゃないかと」 そして新商品を模索する中、アメリカでの市場調査が転機をもたらします。 池田社長: 「スーパーに行ったら豆腐が売っていた。よく見ると〈firm〉(硬い)、〈extra firm〉など、すごく硬い豆腐があって、お肉の代わりに食べている」 さらに、飲食店では“バーベキュー味”や“メープルシロップ味”など、豆腐の食べ方に衝撃を受けたという池田さん。「こういうクールなお豆腐を日本でも再現したら、もう一回豆腐に注目してもらえるのでは」と、“硬さ”と“味付け”の発想を変えたといいます。 すると、大当たり! 豆腐バーは、2020年の発売以降7500万本以上売れる大ヒット商品となり、会社の売上は1.5倍以上に。 池田さんは社長になるだけでなく、豆腐業界に貢献したことが認められ、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」も受賞しました。 そんな池田さんの次なる目標は…「豆腐で宇宙食」。 池田社長: 「豆腐の色んな制約を超えていった先に“宇宙”があると思っていて、チュウチュウ飲める豆腐があったら格好いいんじゃないかなと」 ■安住アナにツッコまれても“食レポ”完璧 THE TIME,12月レギュラーの杉山愛さんは、ほうじ茶味の豆腐バーを試食。 口に入れた瞬間に「ん~美味しい!」との反応に、安住紳一郎アナから「『ん~』早くないですか?」とツッコまれつつも、 「食感は豆腐ハンバーグよりもちょっと硬め。甘みもあって、豆腐とほうじ茶って合うんですね」と初めて食べる豆腐バーに驚いた様子で話し、「これならおやつとして罪悪感なく食べられる」とパーフェクトな“食レポ”を披露した。
(THE TIME, 2024年12月23日放送より)
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