【中学生2人殺傷】犯罪心理に詳しい専門家に聞く犯人像 防犯カメラは数が少なく不鮮明 警察はドラレコなど情報提供を呼びかけ 北九州市
警察は中島さんのスマートフォンの履歴などを調べていますが、これまでに事件につながるようなトラブルは確認されていないということです。 また、事件が起きた店舗とトラブルを抱える人物の情報も浮上しておらず、警察は“通り魔的な犯行”との見方を強めています。 中島さんと男に面識がなかったとすると、どんな犯人像が浮かび上がるのか。今も逃走中の男は、40歳くらいで身長170センチくらいの中肉、逃走時は、黄色っぽいサンダルのようなものを履いていました。
犯罪心理に詳しい専門家は、犯人の格好が特徴的である点に注目します。 ■福岡大学 人文学部文化学科・大上渉教授 「犯人が軽装でサンダルを履いていたという点ですが、犯人が事件現場の近隣に住んでいる可能性が示唆される。」 動機については、次のような可能性があるとみています。 1つめは、無差別に抵抗ができなそうな子どもを狙ったというもの。 2つめは、自分の人生の劣等感や嫉妬心から、幸せそうに見える人を狙った可能性です。 また、季節外れな格好や服装への無頓着さと捉えると、薬物使用の可能性なども考えられるといいます。 ■大上教授 「体格的に体力的に抵抗されにくいとして、被害生徒達が不幸にも選ばれてしまったというのが一番、可能性が高いのかなと。」 警察は防犯カメラの解析を進めていますが、繁華街に比べて数が少ない上、犯行時間が夜間で不鮮明なものも多く、犯人の逮捕につながるような有力な情報は少ないということです。
■元木寛人アナウンサー 「捜査本部が置かれる小倉南警察署です。警察は少しでも事件に関連する可能性がある情報があれば寄せてほしいとしています。」 警察は、事件発生時に現場近くを通りかかった人などに、ドライブレコーダー映像などの情報提供を呼びかけています。