【ゴールデン・グラブ賞】ソフトバンク甲斐拓也「特別」城島健司以来7度目受賞 FA去就は熟考中
去就が注目されているソフトバンク甲斐拓也捕手(32)が28日、都内ホテルで「第53回三井ゴールデン・グラブ賞」の表彰式に出席した。捕手部門で2年ぶりの受賞。球団の捕手では城島健司チーフベースボールオフィサー(CBO)に並ぶ7度目の受賞となり「ゴールデングラブというのは自分の中でも特別。そういった意味ではうれしかった」と喜んだ。 城島CBOは同じ大分県出身で長年の憧れ。プロ入り直後は「とてもじゃないですけど、そこまで考えられなかった」と、ゴールデングラブ賞は夢のタイトルだったという。現在甲斐は国内FA権を行使中で、ソフトバンクと巨人の争奪戦になっている。「現在も熟考中か?」との問いには「そうですね。はい」と語るにとどめた。 来季プレーする舞台は、現時点では未定。甲斐は「そこが全てでもない」と前置きしつつ「プロ野球でやっている以上はやっぱりそこは目指すべき部分。しっかり捕手として戦えれば」と25年の自身8度目となる受賞を見据えた。ホークスでもジャイアンツでも、ゴールデングラブ賞はだれにも譲らない。【只松憲】