【かしこく節約】お風呂のお湯をそのまま捨てたらもったいない!「残り湯」を再利用するといくら節約できる?
家庭で使用される水のなかで、最も量が多いのはお風呂です。東京都水道局のデータによると、お風呂に使用される水は全体の43%とのことです。一方で、冬になると湯船に浸かる機会が増えて、水道代の心配も出てくるでしょう。 そこで今回は、お風呂で残ったお湯を再利用するとどれくらい節約できるのかについてと、残り湯の有効な活用方法や注意点についてもご紹介します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
お風呂の残り湯を再利用するといくら節約できる?
お風呂に入ったときに、残ったお湯を捨てずに再利用することで、具体的にどれくらい節約できるのかと、気になる方もいらっしゃるでしょう。お風呂に入れる量は各家庭で異なりますが、一般的な家庭では約180リットルの水を使用するとされています。 このうち半分の残り湯をほかの用途に再利用すると、1日90リットルの節水になり、毎日の再利用で1ヶ月に約650円(水1リットルあたり0.24円で計算)の水道代節約につながります。年間にしておよそ7800円です。
残り湯を活用する方法
お風呂の残り湯を有効活用すると、水道代の節約につながることが分かりました。ここでは、残り湯の活用方法をご紹介します。残り湯を活用するには、以下のような方法があります。 ◆洗濯 洗濯機は、家電製品のなかでも比較的使用頻度が高いといわれています。洗浄の場面で残り湯を活用することで、高い節約効果が期待できるでしょう。お風呂に入った夜のうちに洗濯することで、お湯で衣類を洗えるため、汚れ落ちもよくなります。 ◆掃除 家中の掃除にも残り湯を再利用できます。その日のお風呂掃除にはもちろん、玄関の泥汚れやトイレ掃除などがよいでしょう。ただし残り湯は汚れている水ですので、場所によっては、最後にきれいな水道水で流す必要があります。 ◆洗車 洗車に残り湯を活用することで、ホースで流し洗いをするよりも60リットルの節水につながるそうです。月に2回洗車すると、約30円の水道代節約につながります。 ◆庭の水やり 庭や植木鉢に、残り湯を散水することも有効です。ただし、冷ましてから使用するとか、入浴剤が入っていない残り湯を使用するなど、注意が必要です。 それぞれの生活スタイルに合わせて、うまく残り湯を再利用してみましょう。