「捕手一本」で進化中のソフトバンク谷川原健太 2軍で試合を重ねる日々に「自信がついている」
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク4―1阪神(16日、タマスタ筑後) ソフトバンクの谷川原健太捕手(27)が成長の日々を過ごしている。 ■和田がお花屋さんオープンに元同僚と2ショット【写真】 「8番捕手」でフル出場。6回2死二塁、伊藤将司のカットボールを左前に運んだ。6試合連続安打が出ていなかった中での待望のヒットだった。「スイングの軌道のずれがあったので、今朝のバッティング練習でなくした」。試合前には松山秀明2軍監督から「切り替えていけ」と声をかけられたという。 1安打ながら、4回の右翼への打球や8回の左翼への飛球も力強い当たりだった。「(打球が)上がり過ぎたけど、ボールへの入り方はよかった」と手応えを示した。 昨季は外野、代走などで1軍に61試合出場。今季は捕手一本で勝負すると決め、2軍で捕手の経験を積んでおり、1軍出場がない。「上(1軍)に行ったとしても、ベンチでずっと試合を見ているだけだろうなと、自分の未来が見えていた。2軍とはいえ、試合に出られて経験と自信がついているので無駄な日はない」とうなずく。 守備も上達を感じている。「今は不安なく捕れていると思う」。5日にはタマスタ筑後での2軍戦を視察に訪れた小久保裕紀監督の前で、マルチ安打を記録。小久保監督も「だいぶブロッキングも良くなっていると聞いたので、後半(の1軍昇格を)考える」と成長を認めていた。 試合後、いつものように室内で打撃練習に取り組み、手応えを忘れないようにバットを振った。「(打撃は)つかんでないかもしれないけど、自信は(つかんだ)。下を向かずに頑張れそう」と強調。守備も打撃も、足元を見つめながら力を付けていくつもりだ。 (浜口妙華) 【#OTTOホークスファーム情報】
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