NHKが九州場所中継で北の富士さんの訃報を伝える…太田雅英アナ、声を震わせ「こういった形でお伝えすることになりまして、とても残念です」
元横綱で本紙評論家だった北の富士さんの訃報を受け、21日のNHKテレビの大相撲中継でアナウンサー、解説者が追悼した。北の富士さんはNHK解説も長らく務めた。 ◆北の富士さん、「はやわざ御免」の生原稿【写真】 中継では太田雅英アナが「日本相撲協会を退職してからは、NHKの大相撲中継の解説で、相撲愛あふれる温かみのある解説で人気を博しました」と北の富士さんをしのんだ。そして声を震わせながら「私たち大相撲中継のスタッフ一同、ここでは語り尽くせないほどの思い出と、ご指導をいただきました。皆さまに愛された北の富士さんについて、こういった形でお伝えすることになりまして、とても残念です」と別れを惜しんだ。 また、解説を務めた阿武松親方(元大道、42)も「(現役を)やめたばっかりの親方の私にも、お会いすると気さくに声をかけてくださって。偉大な先輩に気さくに声かけていただくっていうのは、本当にうれしいことです」としみじみ話した。 また土俵入り後にはありし日の北の富士さんの映像を紹介。解説で名コンビを組んだ舞の海秀平さん、玉ノ井親方(元栃東)と吉田賢アナが急きょ座談会を行った。
中日スポーツ