自身2度目の五輪出場へ…富樫勇樹「このチャレンジを最大限活かせるように努力していきたい」
6月11日、「日本生命カップ2024(北海道大会)」に向けての第2次強化合宿を行う男子日本代表(FIBAランキング26位)のメディアデーが開催。練習後、富樫勇樹(千葉ジェッツ)が囲み取材に応じた。 前日10日からチームに合流し、「いい練習ができています」と明かした富樫は「競争しながら、チームとしてもいいコミュニケーションを取りながらやっていきたいと思います」と今後に向けてコメント。Bリーグでのシーズン中は国内での戦いに加え、ホーム&アウェイ形式の東アジアスーパーリーグ(EASL)に参戦するなど過密日程をこなしたが、「(シーズン終了後は)しっかりと休みました。体の状態はすごくいいと思います」と順調なようだ。 「初めてと2回目では違います。東京オリンピックは無観客だったので、楽しみな部分は多いです」と「パリ2024オリンピック競技大会」についても語ると、トム・ホーバスヘッドコーチがポイントとして掲げた3ポイントシュートとリバウンドにも触れた。 「強いチームと戦う上で、リバウンドでも成長しなければいけないと思いますけど、やはり3ポイントの確率が低すぎるなと。決まらないことには厳しい戦いになると思います。精度と、どういうシュートを打っていくか。(FIBAバスケットボール ワールドカップ2023では)オープンなシュートの確率が良くなかった。打たされたシュートもあったと思いますけど、ノーマークのシュートも決まらなかったというデータがあるので。決めきるしかないと思いますけど、自信を持ってやっていくしかないと思います」 「1人の選手があと10点取るという話ではありません」と続け、「大きく何かを変えるというより、細かい部分をやっていけたらと思います」と、チーム全体でステップアップしていく。「10数年前はオリンピックを意識することもなかった」男が、自身2度目の大舞台に向けて意気込んだ。 「東京オリンピックに開催国枠として出て、まさか2回目のチャンスが訪れるとは想像していませんでした。バスケットボール界が大きく変わり、Bリーグが誕生して、2回目のオリンピックに出場できる可能性が近づいているのは、僕の年齢やタイミング的にも幸せなことだと思います。このチャレンジを最大限活かせるように、あと1か月半努力していきたいです」
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