「小さな宝石」の連続!バート・イッシュルの街と山を歩いてみた【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】
「愛」と「冒険」があふれる街
その後またチームと離れて一人歩きです。 ふと小さな礼拝堂を見つけました。 さらに宿にむかってぶらぶら歩いていくと…。 映画だと最初は犬猿の仲だった主人公とヒロインがここでじっと潜んで追っ手をまき、ホッとしたのもつかの間、隠れるためとはいえ抱きあっていたことに気づいたヒロインが「なにするのよっ!」と平手打ちを食らわせる場面。…妄想がすぎると言われてもいいんです。なんたってバート・イッシュルは皇帝フランツ・ヨーゼフと皇妃エリーザベトの「愛の都」なんですから。 一方でバート・イッシュルはこんなふうに細い橋や路地があちこちにあって冒険感満載の街です。と思っていたらホテルのほんの70メートル手前で左の折れる細道を見つけてしまいました。 すぐにこんな風景に出会えました。 名所旧跡もいいけれど、旅の楽しさは寄り道。そして知られざる素敵な場所の発見です。 「いつかまた帰ってくるかね」という気持ちを込めて、「スイムスリップ系」の自撮りをしてみました。 最後にこのバート・イッシュルで4泊お世話になったホテルを紹介しておきましょう。「ヴィラ・サイラーン ヴァイタルリゾート(Villa Seilern Vital Resort)」です。温水プールと気泡風呂もありますし、マッサージなども受けられるスパ系のリゾートです。 「オーストリア・ザルツブルクとその周辺旅」シリーズはこれで終わりですが、旅はまだまだ続きます。次はまさかの「あの場所」でお会いししまょう! 私が書きました! オーストラリア在住ライター (海外書き人クラブ)柳沢有紀夫 1999年からオーストラリア・ブリスベン在住に在住。オーストラリア関連の書籍以外にも『値段から世界が見える!』(朝日新書)、『ニッポン人はホントに「世界の嫌われ者」なのか?』(新潮文庫)、『日本語でどづぞ』(中経の文庫)、『世界ノ怖イ話』(角川つばさ文庫)など著作も多数。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」のお世話係。
BE-PAL.NET