「ゴールデン・アットバット」案に批判殺到でコミッショナーがトーンダウン「すぐではない」
新ルール「ゴールデン・アットバット」案に批判が殺到していることを受け、MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが導入に関してトーンダウンしたと、6日付のESPN電子版などが伝えた。 【写真】MLBのロブ・マンフレッド・コミッショナー このルールは任意の打者を打順に関係なく打席に立たせることができるルールで、導入されればチャンスの場面でチーム最強打者を打順関係なく起用することができるというもの。だが批判が噴出しており、通算354勝、4672奪三振をマークするレジェンド投手ロジャー・クレメンス氏も「無死満塁でオオタニと対戦し、三振を奪ったと思ったらこのルールのせいでまた次もオオタニと対戦しなければならないのか?」と批判し、話題になった。 記事によると、マンフレッド・コミッショナーは5日(日本時間6日)にニューヨークで開催されたイタリア系米国人の野球基金イベントに出席した際「ゴールデン・アットバットのルールはすぐに導入するわけではない。議題に上げてからMLBで実際に導入するまでには、非常に長い道のりをたどることになる」とトーンダウン。「この新ルールに反対だといわれたら、今はそれほど積極的に検討しようとは考えない」と話した。