「バイクなくして今の人生はない」映像クリエイター マチルダさんのバイクライフ
ライダーの数だけバイクに対する向き合い方も、バイクライフの楽しみ方も違うハズ。そんなひとり一人のこだわりをリレー形式で語ってもらう連載企画。第11回は、ひとりひとりのオーナーと愛車の思い出を、MVやPV化する活動を行っている、映像クリエイターのマチルダさんだ。 【画像】映像クリエイター マチルダさんのバイクライフ ◇ ◇ ◇ 読者のみなさま、はじめまして! バイクや車とそのオーナーさんを被写体にした、映像制作や写真撮影をしているチーム「GarageFilm」のマチルダと申します。私の記事では、現在の活動をするきっかけになったエピソードや、これまでの人生、そして愛車との関わりを語らせていただきます。
物作り大好き少年から物作り大好きライダーへ
絵を描いたり、工作をするのが大好きになったのは、幼少期から。それはもう、暇さえあれば、当時ハマっていた映画「STAR WARS」のダースベイダーのマスクやR2-D2をダンボールで作ったり、「ハリーポッター」の杖を、本物の木から削り出して、手作りしていたぐらいです。 デジタルに興味を持ち出したのは、中学生の頃。パソコンと映像編集と出会い、物作り同様、自分でいちから作っていく過程と、完成した時の達成感が楽しくてドンドンハマっていき、高校生になる頃には、MV(ミュージックビデオ)やドキュメンタリーなどの、実写映像制作にのめり込んでいきました。 当時、自動車免許はもっていましたが、AT限定でしたし、クルマは単なる移動手段程度にしか思っていませんでした。そんなバイクや車に一切興味を持たない日常がガラリと変わったのは、高校3年生の夏。 バイクに乗っていた幼馴染が、タンデムで乗せてくれたのです。地元である北海道の大自然の中を、風を切って駆け巡る気持ちよさは格別で「自分で運転したらもっと楽しそう!」と、一発でバイクの虜になりました。 1度興味を持つとトコトン追求する性格な私。自分なりにいろいろ調べていく中で、クラシカルで雰囲気のあるカフェレーサーというカスタムスタイルに惹かれていきました。 「バイクに乗りたい!」、そして「カッコイイカフェレーサースタイルにカスタムされたバイクを作りたい!」という気持ちがどんどん強くなっていき、大学入学後すぐに2輪免許と最初の愛車GB250クラブマンを購入している自分がいました。 マフラーを変え、ハンドルを変え、ロケットカウルを取り付け…。もともとの性質もあってか、カスタムを楽しんでいるうちに、いつしか物作り大好きライダーとなっていました。