ジョコビッチ 上海の地で大台到達なるか、現在ツアー99勝<男子テニス>
ロレックス・上海・マスターズ
男子テニスのロレックス・上海・マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)に第4シードで出場する世界ランク4位のN・ジョコビッチ(セルビア)が2日に会見に臨み、約2週間ぶりの公式戦、そしてツアー大会としては8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来となる大会への意気込みを語った。 【ジョコビッチ、錦織圭、西岡良仁、ダニエル太郎ら 上海マスターズ組合せ】 同大会は10月2日から13日まで開催される。昨年はH・フルカチュ(ポーランド)が決勝でA・ルブレフを破り優勝を飾ったが、今年はフルカチュが欠場を表明しており、昨年王者不在となる。 37歳のジョコビッチが同大会に出場するのは5年ぶり10度目。過去4度(2012,2013,2015,2018)優勝を飾っている。ジョコビッチは先月14と15日に行われた国別対抗戦デビスカップワールドグループ1「セルビアvsギリシャ」(セルビア/ベオグラード、室内ハード)でシングルスとダブルスに出場し、2勝を挙げ母国を勝利に導いた。 今大会はそれ以来の公式戦出場で、デビスカップを除くとA・ポピリン(オーストラリア)に敗れた8月の全米オープン3回戦以来となる。 また、ジョコビッチは現在ツアー99勝としており、通算100勝目を狙う大会でもある。 「5年ぶりの上海だね。この5年の間に、僕や僕のキャリアにとっていろいろなことがあった。だから、中国のファンから受けてきた愛やエネルギー、サポートを体験するのを楽しみにしていたんだ。それに、僕はここや北京で多くのタイトルを獲得してきた。これまでの経験や思い出が、今年も僕を助けてくれることを願っている」 今季は未だツアータイトルのないジョコビッチだが、7月から8月にかけて行われたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)では悲願の金メダルを獲得。今大会はそれ以来、シーズン2つ目のタイトルをかけて臨む。 初戦の2回戦では世界ランク43位のA・ミケルセン(アメリカ)と同69位のブー・ユンチャオケテ(中国)の勝者と対戦する。