新型「フォルクスワーゲン パサート」多くの新技術+広大なスペース+快適性 新世代パサートの全情報!
App-Connectがアップルやアンドロイド端末との接続を確立し、画面上部にはダイレクト選択ボタンを備えた設定可能なバー、下部にはクライメートコントロールバーが常に表示される。その間に、新しい音声アシスタント”IDA”を含むカスタマイズ可能なホームスクリーンのためのスペースがまだ十分にある。おなじみの温度とボリュームのタッチスライダー(照明付き)はスクリーンの下部にある。
センターコンソールは整然としている。ここにあるのは、スタートボタン、パーキングブレーキ、収納スペースなど、必要なものだけだ。ギアセレクターレバーはステアリングコラムに移され、IDモデルと同じようにD、N、Rに傾けられる。フロントガラスワイパーのコントロールはウインカーレバーの中にある。
パサートのマッサージシート
人間工学的に、新型「パサート」には弱点がない。ここで特筆すべきはシートで、ベーシックシートを除いてマッサージ機能が装備されている。ベーシックバージョンには3つのエアチャンバーがあり、エルゴアクティブプラスシートにはオプションで10チャンバーのツボ押しマッサージが用意されている。「パサート」はオートマチックシートクライメートコントロールも注文できる。
何も追加しなくても、室内にはフロントとリアに十分なスペースが確保されており、背の高い2人でも互いの後ろにゆったりと座ることができる。ホイールベースが5センチ延長されたことで、膝とフロントシートの背もたれの間に手のひらほどのスペースができた。リヤドアパネルはソフトな素材で張り上げられ、より居心地のよい雰囲気になっている。「パサート」の後部座席に座るのをこれほど楽しんだことはない。
2つの新しいプラグインハイブリッド
「パサート」は駆動面でも全力を尽くしている。システム出力204馬力と272馬力の2種類の新型プラグインハイブリッドが、この大型エステートを電気自動車に代わるものに変えた。どちらのバージョンでも、おなじみの1.5 TSIエンジンが燃焼部分を受け持ち、150馬力と177馬力が用意されている。直流充電オプション(50kW)または三相交流充電(11kW)を標準装備した19.7kWhのバッテリーは、日常使用に適した100kmの航続距離を提供する。45リットルのガソリンタンクと組み合わせれば、PHEVの航続距離は最大1,000kmとなる。