「サウジは本当に日本よりマシ?」韓国メディアが“日韓戦回避”の是非を問う!「ある意味、日本より難しい相手かも」【アジア杯】
「確かに、客観的な戦力ではそうだ」
韓国にとって、日韓戦の回避は是か非か――。 元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン監督が率いる韓国は1月25日、アジアカップのグループE最終節で、マレーシアと対戦。土壇場で再逆転に成功し、そのまま勝ち切ると思われたが、90+15分の失点で3-3に終わった。 【PHOTO】日本代表のインドネシア戦出場16選手&監督の採点・寸評。5人が7点台の高評価。全得点に絡んだ9番をMOMに選出 この結果、2位通過に。ラウンド16での対戦相手はD組2位の日本ではなく、F組1位のサウジアラビアに決まったなか、韓国メディア『STAR NEWS』は「サウジは本当に日本よりマシ? 調べてみると負担になる面が多い」と銘打った記事を掲載。「日本よりマシという話も出ているが、本当にそうだろうか。負担は1つや2つではない」と伝えている。 「日本よりサウジアラビアの方が楽という見方も存在する。確かに、客観的な戦力ではそうだ。日本のFIFAランキングは17位で出場国の中で最も高い。サウジは56位で、韓国が23位である点を考えると、日本よりサウジを相手にする方が良さそうだ。しかし、今大会はカタール開催とあって、同じ中東の国としてサウジアラビアには多くの利点がある。 文化、環境的に有利で、カタールに隣接しているため、大量のファンがスタジアムを訪れる。毎試合、サウジアラビアのホームグラウンドを彷彿とさせるのだ。グループステージでも、ものすごい熱を誇った。試合後も応援の声がカタールの街中に聞こえるほどだ。圧倒的な声援に萎縮してしまうかもしれない。クリンスマン号が乗り越えなければならない部分だ」 もう1つの懸念は「ロベルト・マンチーニ監督がサウジアラビアを率いる点」。実績十分の世界的名将に最大限の警戒を払っている。 「マンチーニ監督は、過去にビッグクラブのインテル、マンチェスター・シティなどで指揮を執った経験がある。また、母国イタリアを率いてEURO2020の優勝を成し遂げた。トーナメントでトップに立つ方法を知っている指揮官だ。 EUROの際、当時イタリアは優勝候補とは程遠い状況だったが、それを覆し、頂点に立った。マンチーニ監督の力が大きかった」 そして『STAR NEWS』は最後に「対戦成績も拮抗している。サウジアラビアとは18戦5勝8分5敗で、韓国が決して有利ではない。タフな戦いが予想される。ある意味、日本より難しい相手かもしれない」と指摘。「何が起こってもおかしくない」と締め括った。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部