米学校銃撃で2人死亡、6人重軽傷 容疑者女子生徒は自殺か
(CNN) 米ウィスコンシン州マディソンの学校で16日、銃撃事件が発生し、10代の生徒1人と教員1人が死亡、6人が負傷した。容疑者の生徒は現場で死亡しているのが見つかった。 【映像】学校銃撃で2人死亡、6人負傷 米 マディソン警察によると、現地時間の16日午前11時ごろ、銃撃事件発生の通報を受けて警察がアバンダント・ライフ・クリスチャン・スクールに急行。銃で撃たれた複数の被害者を発見した。 死亡した2人のほか、負傷した生徒6人のうち2人が重体となっている。残る4人は命に別条はないという。 容疑者はこの学校に通う10代の生徒で、現場に到着した警官が校内で死亡しているのを発見した。捜査関係者がCNNに語ったところによると、容疑者は17歳の女子生徒で、自分を銃で撃って死亡したと思われる。警官は発砲しなかったと警察は説明している。 現場では地元と連邦の捜査当局が捜査を続け、容疑者の動機などの解明を急いでいる。 今年に入って起きた学校での銃撃事件はこれで少なくとも83件になり、CNNが集計を始めた2008年以来で最も多かった23年の件数を上回った。 現場は幼稚園から高校までの約390人が通うキリスト教系の学校。あと数日でクリスマス休暇に入る予定で、子どもたちはコンサートなどのイベントを楽しみにしていた。 警察によると、容疑者の生徒は拳銃を抜いて同級生らを銃撃したと思われる。現場は1カ所に限られていたと警察は説明しているが、教室だったのか、廊下など別の場所だったのかは明らかにしていない。