【中山金杯】前走着順を重視すべきレース 東大HCの本命はマイネルクリソーラ
今度こそ勝利を
◎マイネルクリソーラ 前々走オクトーバーSは不利な7枠13番からの発走で、うまくポジションを取りに行くこともかなわず、後方待機を選択せざるを得なかった。のちに中日新聞杯を勝つヤマニンサルバムや、OPの常連ディープモンスターなどがいてメンバーレベルにも泣いた形。前走のアンドロメダSはインでうまく運び、直線で一旦は抜け出した。ただ荒れた内を通ったことで、状態の良い外を伸びたディープモンスターに差し切られてしまった。今回のメンバー構成で斤量55kgと手ごろなハンデなら勝ち負け必至だろう。 ◯エピファニー 一昨年に怒涛の4連勝でOP入りするも、初重賞となった昨年のAJCCは11着大敗。それでも9月のケフェウスSで久々の勝利をあげ、前走のチャレンジCは4着。勝ち馬とは0秒2差にまで迫っており、ボッケリーニが最内を突いて2着まで伸びたような開幕週の内伸び馬場で、大外を回されたというロスも考慮すれば、評価を下げる必要はない。鞍上のピーヒュレク騎手は21年にトルカータータッソで凱旋門賞を制覇しているドイツのトップジョッキーだが、日本では初騎乗。どのようなレースを見せてくれるかにも注目したい。 ▲ボーンディスウェイ クラシック戦線では結果を出せなかったが、昨年5月に2勝クラス、暮れの中山で3勝クラスを突破した。キャリア4勝のうち3勝を中山であげており、また中山芝2000mに絞れば【2-1-1-2】で、馬券圏外に敗れたのはGⅠレース(ホープフルS、皐月賞)のみ。条件戦で好走したこの舞台なら、適性を武器に重賞でも十分戦える。ただし前走芝1800m組は過去10年で【0-2-3-33】とやや苦戦気味であり、この点で3番手評価にとどめた。 以下重賞での実績を考慮してマテンロウレオを△、ククナ、ゴールデンハインドの牝馬2頭を×とする。馬券は印を打った6頭の3連複ボックス(20点)で勝負する。 ▽中山金杯予想▽ ◎マイネルクリソーラ ◯エピファニー ▲ボーンディスウェイ △マテンロウレオ ×ククナ ×ゴールデンハインド 《ライタープロフィール》 東大ホースメンクラブ 約30年にわたる伝統をもつ東京大学の競馬サークル。現役東大生が日夜さまざまな角度から競馬を研究している。現在「東大ホースメンクラブの愉快な仲間たちのブログ」で予想を公開中。
東大ホースメンクラブ