【速報】新型MT-09SPが7月に発売!? オーリンズやスマートキー装備で価格は145万円前後か?
フェイスデザインや電子制御など各部を進化させ、2024年4月17日に発売されたヤマハ発動機(以下、ヤマハ)の新型MT-09。その上級バージョン「MT-09SP」が、2024年7月に発売されるという情報をキャッチ。STD(スタンダード)仕様をベースに、ハイグレードなサスなどで、走りを強化しているのがSP。その新型の変更点などを、すでに発売中の欧州仕様車の情報を基に予想。また、国内価格についても検証してみる。 【画像】新型MT-09SPのディテールや関連画像をギャラリーで見る(19枚)
生誕10年の最新ネイキッドに上級仕様が登場!
MT-09は、アグレッシブなスタイルや、街中からワインディングまで軽快に走れることが魅力のヤマハMTシリーズに属するミドルサイズのネイキッドスポーツだ。 初代は2014年に発売されたから、2024年で10年目を迎えるロングセラーモデルだといえる。1000ccのMT-10や、700ccのMT-07、320ccのMT-03、250ccのMT-25、125ccのMT-125という、豊富なMTシリースで最初に生まれたモデルだ。 2021年にフルモデルチェンジを受けた先代モデルでは、3気筒エンジンの排気量を845ccから888ccにアップし、最高出力は120PSを発揮。また、CFアルミダイキャスト製フレームや、超軽量に仕上げたスピンフォージド・ホイール(SPINFORGED WHEEL)など数々の独自技術により、車両重量189kg~190kgという軽い車体も実現。街乗りからワインディング、高速道路まで、幅広いシーンで、軽快なハンドリングを楽しめるモデルだ。 マイナーチェンジを受けた2024年モデルでは、小型化した新型バイファンクショナルLEDヘッドライトを採用するなどで、フェイスデザインを刷新。燃料タンクも新デザインとするなどで、従来イメージを踏襲しつつも、より精悍なフォルムに変貌した。 車体では、エンジン懸架を変更して剛性を高めた一方、フロントまわりの剛性をやや抑え気味にチューニングするなどで、より幅広い領域での安定感と軽快さの両立を実現。ハンドルバーとステップの位置は、各2パターンの調整機構も備え、ライダーの体格や好みに応じたポジション設定を可能とする。 また、出力特性やトラクションコントロールなどのモードを統合的に切り替えることのできる最新の電子制御システム、YRC(ヤマハ ライド コントロール)も搭載。走行モードには、あらかじめ設定されたSPORT/STREET/RAINという3タイプに加え、2タイプのカスタマイズ設定も用意する。 ほかにも、高速道路などで、アクセル操作なしで設定速度を維持するクルーズコントロールシステム、スマホとの連携が可能な5インチフルカラーTFTメーター、Type-CのUSBソケットなどの新装備により、ツーリングなどでの利便性も向上させている。