中日の絶対的守護神が今オフに争奪戦か 「日本一のリリーバー」高評価が
ソフトバンクは抑えが不安要素
今季が3年契約最終年。注目されるのはオフの去就だ。マルティネスはチームに溶け込み、名古屋の街を気に入っているが、契約についてはキューバ政府から「派遣」という形で中日でプレーしているため、来季の去就は本人の意思だけでは決められない。 マルティネスを欲しくない球団はないだろう。複数球団の争奪戦になることが間違いない中で、気になるのがソフトバンクだ。守護神のロベルト・オスナが昨オフに4年総額40億円を超える大型契約を結んだが、来日3年目の今季は36試合登板で0勝3敗21セーブ5ホールド、防御率4.08。9月26日の西武戦(みずほPayPay)で2点リードの9回にマウンドに上がったが、4本の集中打を浴びて3点を失って救援失敗した。チームは春先から首位を独走して4年ぶりのV奪回を飾ったが、抑えが不安要素になっている。救援陣強化の観点で、マルティネス獲得を検討する可能性は十分にあるだろう。同じキューバ出身のリバン・モイネロが幼なじみで現在も親交が深いことでも知られる。 中日も当然、全力で慰留する。絶対的守護神は来年どの球団のユニフォームを身にまとい、マウンドに上がっているだろうか。 写真=BBM
週刊ベースボール