JOC竹田会長 退任を表明(全文1)次代の若いリーダーに託す
1月の会見で質疑に応じなかったが、今どう考えているのか
NHK:NHKの【サトウ 00:03:00】です。1月に開いた記者会見が7分余りで、質疑に応じなかったということは批判が一気に集まったということが現状あると思うんですけども、まずこれについてはどのように。 竹田:あのときは私から早くに皆さんにお伝えするべきだと思い、記者会見をするように考えて指示をしました。多くのことを語り、そして質問にも答えるつもりでおりましたが、いろいろな方の意見で質疑に応じないということを決まりましたので、私としては大変不本意な形で終わって、皆さんに誤解をお招きしたことは大変残念だったなというふうに思います。 NHK:今、振り返ってその判断というのは不本意とおっしゃいましたけども、いかがでしょうか。 竹田:いや、現在もそうですけども、現在フランスの調査中ですので、影響のあるようなことに関してはお答えすることはできないというふうに思っています。 NHK:今まで丁寧にいろんな取材であったり、質問に答えてきた竹田会長だと思うんですけれども、ああいう形で質疑に応じなかったということについては、ご自身の中では。 竹田:ああいう形を私も取らざるを得なかったということで、誤解を招いたということは残念だったというふうに思います。
なぜこのタイミングで後進に道を譲ろうと考えたのか
朝日新聞:会長、朝日新聞です。先ほど理事の方のご意見にもありましたけど、2020まで竹田さん体制でというのはご本人も含めた日本のスポーツ界の総意だったと思うんです。ただそれをなぜこのタイミングで後進に道を譲るべきというふうにお考えを変えたのでしょうか。 竹田:いや、それは先ほどお話し申し上げたように、私、この定年を迎える、この機にオリンピックを通じて若いリーダーに託して、新しい時代を切り開いてもらおうということが一番ふさわしいと思ったから、そういうふうに決めました。 朝日新聞:それは先ほどお騒がせして申し訳ないというような言葉もありましたけど、そういうことを影響するということでよろしいのでしょうか。 竹田:そういった今回みたいな、なんて言うんでしょうかね、お騒がせしたことには大変心苦しく思っております。