【阪神カップ】有力馬5頭の適性は? 京都外回りを攻略せよ!/坂上明大の重賞血統査定
配合コンサルタントとして活躍する坂上明大氏が重賞の血統傾向を徹底分析し、出走予定馬の適性を査定。有馬記念の前日、12月21日に行われるGⅡ阪神カップの有力馬5頭の評価は? 【評価は★5つが満点】 ※適性評価=血統を中心に馬体や走法などから今回の条件との適性マッチ度を評価 ※素質評価=血統、馬体、走法などから素質の高さを相対的に評価
<阪神カップの血統傾向>
阪神競馬場の改修工事の影響で京都芝1400メートルで行われる今年の阪神カップ。同コースで行われるスワンSではスプリンターよりもマイラーの好走率が高い傾向にあり、血統面でもHalo≒Sir Ivor≒Droneを中心とした軽いマイラー配合の好走が目立ちます。今年のようなハイペース戦になればデインヒルを中心としたオーストラリア血脈が台頭してきますが、基本的には京都外回りコースで脚をためられるマイラー配合馬に注目したいところです。
ウインマーベル
母コスモマーベラスはターコイズSを連覇した芝マイラーで、父アイルハヴアナザーは米クラシック2冠馬。父はDanzigの4×4など機動力に優れた配合形で、頭の高い走りをする本馬も馬群をさばくことが得意な機動力タイプです。前走のマイルCSでは初のマイル戦も難なくクリア。1400メートルはベスト距離でもあり、前走以上のパフォーマンスを期待できる実力馬です。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★★