【阪神カップ】有力馬5頭の適性は? 京都外回りを攻略せよ!/坂上明大の重賞血統査定
セリフォス
先行粘着型が多いダイワメジャー産駒ですが、本馬はLe Havre産駒の母シーフロントの影響が強く、フランス牝系らしい鋭い切れ味が大きな強みとなっています。スローペースの芝1600~2000メートルがベスト条件で、1400メートルへの距離短縮はマイナス材料。後方でじっくり脚をためる形になりそうです。 適性評価:★★ 素質評価:★★★★★
ママコチャ
母母シラユキヒメにさかのぼる白毛一族で、母ブチコはダート1800メートルで4勝を挙げたダート中距離馬。本馬の父クロフネはカレンチャンというスプリント女王を出しており、シラユキヒメ牝系のクロフネ産駒にはマイルGⅠ3勝馬ソダシがいます。マイラー寄りの配合形で、スタートセンスや機動力は抜群。冬季に入って調子が落ちていなければ、舞台を問わず堅実な走りを見せてくれる実力馬です。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★★
ダノンマッキンリー
母ホームカミングクイーンは12年英1000ギニー優勝馬で、本馬の半姉にはアイルランドの2歳GⅠ馬Shale(20年モイグレアスタッドS)などがいます。デインヒル系Holy Roman Emperorの影響から早熟性とスピードに優れ、折り合いがついたときの爆発力は一級品。モーリス×デインヒル系の組み合わせだけに、ハイペース戦になればスワンSのような鋭い末脚を披露してくれるでしょう。 適性評価:★★★★ 素質評価:★★★★
坂上 明大