JR西・京都線の新駅概要発表 二重引戸式の可動式ホーム柵導入へ
JR西日本に提案する新駅の駅名案を募集
新駅の開業は2018年春を予定。自由通路の整備なども含めた建設費用は約66億円で、JR西日本が約半分、茨木市と国が約1/4をそれぞれ負担します。開業時は普通列車のみが、上り・下り合わせて1日310本ほど停車する予定です。1日の乗降客数は約1万9千人を見込んでいて、JRは「駅ができることで、街の活性化の起爆剤となれば」と話しています。 また、概要の発表に合わせて茨木市では、市民や利用者に新駅を身近に感じ、親しみや愛着を深めてもらうため、JR西日本に提案する新駅の駅名案を募集すると発表しました。応募資格は小学生以上で、2017年1月11日から2月28日まで、茨木市ホームページやハガキ・FAXなどで応募可能。募集結果は3月ごろに発表されると同時に、茨木市がJR西日本へ報告。これを参考にして、JR西日本では2017年中に駅名を決定する予定です。茨木市東部の人の流れを変える可能性を秘めた、JRの新駅。まちづくりの起爆剤となるか、今から注目です。 (文/伊原薫/鉄道ライター) ■伊原薫(いはら・かおる)大阪府生まれ。京都大学大学院・都市交通政策技術者。(一社)交通環境整備ネットワーク会員。グッズ制作やイベント企画から物書き・監修などに取り組む。都市交通政策や鉄道と地域の活性化にも携わっている。好きなものは103系、キハ30、和田岬線、北千住駅の発車メロディ。