3位・ハマブルー VS首位・若鹿軍団!リーグ制覇を巡る保土ヶ谷決戦! 横浜FCユース×鹿島アントラーズユースマッチプレビュー【高円宮杯プレミアリーグEAST第21節】
「自分自身が生きている中で、あの瞬間が一番楽しいし、嬉しいし、本当に生きがいという感じです。あの景色は本当に気持ちいいですね」。後半開始から登場し、終了間際に決勝点を挙げてみせた前節の試合後。鹿島ユースの1年生エース・吉田湊海は自らのゴールを振り返って、そう言い切った。この1点でプレミアEASTの得点ランキングトップに並んでおり、シーズンを通じて大事な得点を獲り続けている。
昨夏の日本一に輝いたFC多摩ジュニアユースから、鹿島ユースに加入して8か月あまり。今の自身を取り巻く環境にも充実感を得ているという。「練習からいつも毎日楽しいですし、練習がない日も自主練したりしていて、本当にサッカーができることは幸せだと思います。自分はサッカーが人生の中で一番楽しいからやっているので、これからも常にその幸せを感じながらサッカーに取り組んでいきたいです」
負傷明けということもあり、前節は出場にも時間制限が設けられていたとのこと。今節もスタメン起用されるか否かは不透明だが、ピッチには必ず登場するはずだ。エネルギーとパッションにあふれた16歳のゴールハンターは、きっと今節もヒーローになって、ゴールパフォーマンスを決めるイメージを膨らませているに違いない。
なお、この試合に鹿島ユースが勝った場合、1時間遅れでキックオフされる試合に臨む柏レイソルが引き分けるか、負けた時点でリーグ優勝が決定する。横浜FCユースにとってみれば、ホームで戴冠を許すのは絶対に避けたいところ。シーズンも最終盤というタイミングで訪れたビッグマッチ。バチバチにやり合う90分間が非常に楽しみだ。
文:土屋雅史
土屋 雅史
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