ランパードと“子供たち”の大転換【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
ユナイテッドの「92年組」は簡単に生まれくるわけでは
ベッカム(左)やG・ネビル(右)という“子供たち”が抜擢に応えて黄金期を築き上げたのが、1990年代後半~2000年代のユナイテッドだ。(C) Getty Images
補強禁止処分を受けたチェルシーがチーム作りのアプローチを変えた。大物を獲得してのタイトル追求型から、若手を抜擢しての近未来志向へ。ランパードと“子供たち”によるこの一大転換は、はたして実を結ぶのか。(文:オリバー・ケイ/訳:井川洋一 2019年9月19日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― 子供たちでは何も勝ち取れない――。 リバプールの元キャプテンでレジェンドのアラン・ハンセンの有名な言葉だ。1995―96シーズンの開幕戦を落としたマンチェスター・ユナイテッドを評して、そう語った。ガリー・ネビル、フィル・ネビル、デイビッド・ベッカム、ニッキー・バット、ポール・スコールズら下部組織出身の“子供たち”がプレーしたユナイテッドは、アストン・ビラに1―3で完敗した。 アレックス・ファーガ
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