報告をうまく行うコツがある? 元自衛官のぱやぱやくんが語る「効率的なコミュニケーション法」 元幹部自衛官が教える人間関係のサバイバル術
たとえばですが、朝・昼・晩の決まった時間に、そのときどきの問題点や困っている点をメッセージで共有するのが好ましいです。 このようにしたうえで、実際に話しておきたい部分に関しては、直接それを伝えにいくスタイルを行うと、上手にコミュニケーションがとれることが多いです。 一方で、緊急連絡をしたい場合には、どうすれば良いでしょうか。 これは「定期報告」のルーティンを破ることで、緊急だと伝えることができるのです。 つまり、定期的な報告以外であれば、それはまさに「緊急」であることを示せるのです。 なので、相手には緊急報告の際には、すぐに連絡をするように伝えておきましょう。 「いきなり連絡がある」=「緊急報告」という状況を作るのです。 また、新しい環境で仕事をしなければいけないようであれば、現場に飛び込む前に「報告をされる場合に、都合の良いタイミング」を、前もって聞いておくと良いでしょう。 こうすることで「今、忙しいの!」と言われることをかなり減らすことができます。 私もこの手法を、防衛大学校時代に使っていました。とても厳しいある教官は「ご飯を食べたあとは優しい」という情報があったので、そのタイミングでよく報告に行っていました。 どうしても、人間には機嫌が良いとき、悪いときがあります。 ランチタイムに相談したい人や、ランチタイムは静かにご飯を食べたい人など、人によってさまざまです。報告するタイミングはよく考えておきましょう。 (ぱやぱやくん) ぱやぱやくん/防衛大学校卒の元陸上自衛官。退職後は会社員を経て、現在はエッセイストとして活躍中。名前の由来は、自衛隊時代に教官からよく言われた「お前らはいつもぱやぱやして!」という叱咤激励に由来する。著書に『飯は食えるときに食っておく 寝れるときは寝る』(育鵬社)、『陸上自衛隊ますらお日記』『今日も小原台で叫んでいます 残されたジャングル、防衛大学校』(以上、KADOKAWA)など。
ぱやぱやくん
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