ファンケル、顧客層若返りへ小学生向け商品 洗顔料と乳液を17日発売
ファンケル(横浜市中区)が化粧品領域で小学生をターゲットにした商品展開に乗り出した。これまでの40代以上のコアターゲットからの若返りを図り、新たな需要を取り込む。 新商品は「クリアアップ」洗顔料(200ミリリットル入り)と同乳液(70ミリリットル入り)、各1320円。紫外線から肌を守る成分を配合し、肌荒れやニキビ予防の効果があるという。17日に発売される。 大人と比べて皮脂量や水分量が少ない子どもの肌は乾燥しやすいため、紫外線の影響を受けやすい。同社の最近の調査によると、小学生のスキンケア用品の使用率は2割にとどまり、新たな顧客層に据える。 4日の商品発表会で堂下亮執行役員は「新しい領域の展開で、スキンケアの習慣化を狙う」と話した。同社は今年、化粧品の顧客層を広げる方針を発表していた。
神奈川新聞社