デュア・リパはファンサの鬼だった。渋谷タワレコでゲリラ開催された200人限定サイン会をレポ
海外大物アーティストの新トレンド?
最近、タワーレコード渋谷店でゲリラ的にサイン会を行なうのが海外大物アーティストのトレンドになりつつある。2024年3月のビヨンセを皮切りに、6月のビリー・アイリッシュ、そして11月のデュア・リパと続いた。 ごくごく限られた人数だけ参加することができるゲリラサイン会。参加者にとっては貴重な体験であることは間違いないし、次はどんなアーティストが実施するのかも気になるところだが、参加できない人が毎回大量に発生することも事実だ。これまでのサイン会後にはフリマサービスなどでサインの転売も見られた(今回のデュア・リパでも、「ご購入いただいた商品及びサイン入りCD/アナログLPジャケットの転売は固く禁じさせていただきます」という禁止事項が設けられている)が、参加したくてもできなかった人の心情を思えば、悲しく、慎むべき行為だといち音楽ファンとして思う。 しかし、欧米では過剰に注目されているため自由に外を歩くことができない海外セレブたちが、日本でのびのびと過ごしている様子がSNSやメディアを通じてときどき発信されているが、大きな騒動にならないほどの治安も保たれている日本であれば、然るべきセキュリティ環境を整えたうえでならファンとの気軽な交流もできるという実例がいままさに積み上げられていることも事実。アーティスト側も可能であればそんなふうにファンとの近い距離でのコミュニケーションを望んでいるのかもしれない。