【夏の電車のニオイ対策】他の人の「ニオイが気になった時」どうすればいい?
冷房が効いていても、さまざまなニオイが気になる夏の電車。前回は自分がニオイの発生源にならないためのケア法を紹介しましたが、今回は人のニオイが気になるときの対策法がテーマ。人にはなかなか伝えづらいデリケートなニオイ問題。その解決の糸口を探ります。 〈画像で見る〉美容エディターたちの「汗対策おすすめグッズ6選」
教えてくれたのは…桐村里紗先生
内科医、認定産業医。予防医学に力を注ぎ、執筆、講演活動、Webメディアで最新情報を発信する。におい評論家としてテレビにもたびたび出演。著書に『日本人はなぜ臭いといわれるのか~体臭と口臭の科学~』(光文社新書)ほか。
現実的なニオイ対策「物理でガード」か「別の場所に移動する」
桐村先生 電車の中で自分ができるニオイ対策は、まずニオイ分子が鼻の奥に届かないようにマスクをすること。 また、狭い空間に人が多いほど複合臭は強くなります。そこで人の多い車両を避けて、比較的混雑していない車両を選んで乗ることも、苦手なニオイを避けるひとつの対策法です。 そんな対策は当たり前!と思わずに、まずはお試しを。ノーガードで電車に乗り込むよりも、簡単なことでも実践してみると、ツラいニオイのお悩みを軽減できるかも。
こんな方法もアリ!
汗やニオイについての研究&製品開発を行なっているマンダムの方にも「電車のニオイ対策」について聞いてみました! 教えてくれたのは…石川真由さん マンダム広報部 通勤電車のニオイ対策には、すぐにバッグから出せて気分転換できる、お守りアイテムを持っておくと安心です。たとえば、電車に乗る前に香りつきのマスクミストをマスクにひと吹きすれば、ニオイを防ぐと同時に、香りでリフレッシュできます。また、マスクミストは衣類用なので、ハンカチにつけて口元を抑えるだけでもニオイ対策にもなるでしょう。 最近人気のハンディファンもニオイ対策に役立つグッズです。自分の周りの空気を循環させることで、ニオイを防ぐことができます。ただし、周りの迷惑にならないように、風の強さと向きには注意しましょう。 そのほかにも、ガムを噛んだり、香りつきのリップを活用すれば、いい香りが鼻の中を通って、外からのニオイが気になりづらくなります。さまざまな対策法の中から、自分に合ったものを準備して電車に乗れば、気になるニオイのお悩みも減るかもしれません。