大潮の時期 17日(木)の満月の前後は潮位高く 浸水・冠水に注意
10月17日の満月の前後は大潮の時期にあたり、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。東北の太平洋沿岸、東海、北陸及び西日本の沿岸の一部では、海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがある。
夏から秋にかけては海水温が高い等の影響で、平常時の潮位が年間でも高い時期となる。さらに、10月17日の満月の前後は大潮の時期にあたるため、満潮の時間帯を中心に潮位が高くなる。また、平成23年(2011年)東北太平洋沖地震の影響により、東北から関東北部の太平洋沿岸では現在も地震の前より地盤が低くなっている地域がある。さらに、令和6年能登半島地震の影響により、石川県の沿岸の一部では浸水や冠水の起きやすくなっているところがある。 このため、東北の太平洋沿岸、東海、北陸、中国、四国、九州北部(山口県を含む)及び九州南部の沿岸の一部では、10月15日から10月22日にかけて、満潮の時間帯を中心に海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあるため、注意が必要だ。 なお、この期間中に台風や低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性がある。今後発表される高潮警報・注意報や潮位情報に十分留意してほしい。