淘汰されるも競争は激化 Jクルーやアンディに見る スイムウェア 最新事情
淘汰されるも競争は激化
カテゴリーとしてのスイムウェアは、毎年5%近くの割合で成長している。トラヴィス氏いわく、特にスキムス(Skims)やニックス(Knix)などの大手ブランドが参入し、スイムウェアにおける競争が激化している。ニックスは4月に過去最大のスイムコレクションを発表した。 ニックスの今季のスイムコレクション 「数年前は膨大な数のスイムブランドがあった気がするし、Googleで自分たちのブランドを検索すると、そうしたあらゆる小さなブランドが検索キーワードに便乗して表示されるのを目にした」とトラヴィス氏。「でも今は淘汰されている。顧客獲得には非常にコストがかかるので、そうした小規模なブランドの多くは閉鎖し、維持するだけの資本があるところのみが生き残っている。そのためブランドの数は減っているかもしれないが、競争は以前よりもハイレベルになっている」。 スイムに力を入れている大手ブランドに、J.クルー(J.Crew)がある。J.クルーは6月、オリンピックを前に米国女子水泳チームと新たなスイムキャンペーンおよびコラボレーションを展開した。コレクションには、メンズ、ウィメンズ、キッズ向けのスイムスーツをはじめ、バケットハットやTシャツなど、ビーチに適した衣類が含まれている。J.クルーのブランドマーケティング担当シニアバイスプレジデント、ホールジー・アンダーソン氏は米Glossyに対し、スイムはJ.クルーが現在もっとも力を入れている分野だと語った。 J.クルーと米国女子水泳チームとのスイムコレクション (Image via J.Crew) 「スイムという重要なブランドカテゴリーにおいて、USAスイミングとのコラボレーションは、消費者に焦点を当てたエキサイティングなかたちで強力なパートナーシップとなった」とアンダーソン氏は述べている。「コラボレーションはブランドの関連性を向上し、オーディエンスを拡大してブランドと商品の双方に新鮮な視点を加味する、すばらしい方法だ」。