【日本代表】殊勲の鈴木彩艶〝確信セーブ〟を強調「取れるなという感触があった」
進化した守護神が難関突破の立役者だ。森保ジャパンは15日に行われた北中米W杯アジア最終予選のインドネシア戦(ジャカルタ)で4―0と快勝し、8大会連続の本大会出場へ大きく前進した。序盤はピンチの連続だったが、GK鈴木彩艶(22=パルマ)にスーパーセーブが飛び出してしのぐと、一気に流れを手にしてゴールラッシュとなった。 殊勲の鈴木はスーパーセーブにも〝確信〟があったと明かした。 前半9分に1対1の大ピンチを止めたビッグセーブを振り返り「慌てずに対応できた。相手がドリブルで運んできて、自分の間合いでうまく詰められた。最後(相手が)カットインで内側に運んだ瞬間に『取れるな』という感触があった」と胸を張った。 そこには守備大国イタリアで培った経験の裏付けがあった。「そこまで相手がどうこうするという予測は、考えすぎないようにしていた。イタリアでもあのようなシーンで、遠めからシュートを打たれて失点することがあったので。自分としては、間合いをうまく詰められたら(止める)チャンスになると思った。そこはうまくできた」と名門パルマでの奮闘を糧に、日本を救うスーパーセーブを生み出した。 この日はヒーローになったが、向上心はどこまでもどん欲だ。「あのシーンを含めて、前半の最初のほうはゴールを横切るパスが2、3本あった。そこは映像を見て、改善、反省しないといけない。あのシーンをつくられないようにしないと」。日々進化する守護神が日本の堅守を支えている。
東スポWEB