「おおさか維新の会」結成を表明 橋下徹氏ら会見全文1
日本にやっぱり2極を作る、多極化をしていかなければ
松井:先ほど代表からも話、ありましたけども、日本維新の会、そして今の維新の党をつくったときも、もう本当に一丁目一番地が中央集権から地方分権と、日本にやっぱり2極を作る、多極化をしていかなければこの国は持たないと。こういう価値観のもとに集まったわけで。ところが橋下代表と僕は、大阪に専念するということで執行部を離れますとね、もうどうしても中央集権なんです。政党の姿が、われわれはピラミッド型の政党ではないですよと。国会議員が上、地方議員は下、地方の政治家が下。そうではないと何度も確認してきてるのに、結局われわれが、地方の政治家であるわれわれが、その執行部から離れると、いつの間にやらピラミッド型の組織体系になっている。 代表選挙やるにもね、要は国会議員は1人1票。地方は5人で1票と。圧倒的に地方の権限は低いところにおかれると、いうような案を作ってくるわけです。で、この案を、おかしいでしょうと、もう何度も言ってやっと、地方も国会議員も党員も、全員で代表を選べるようになる。首相公選制に向けたね、党内のそういう代表の選び方のようなもんですけど、それも国会議員の執行部に任せとくといつの間にか、国会議員が上になってると。もう何度も言ってもね、結局そういう案を国会の中で、永田町の中でそういう案を練ってしまう。まずここで、もう分権改革忘れたんですか、ということです。 それと政策本位だったはずです、われわれは。政策で集まっていく。そしてその政策を実現するための結社が政党だと。ところが、その政策は横に置いて、今も代表、言うように、もう民主党だろうが共産党だろうが組んでしまう。山形の市長選挙で、民主、共産、社民、その候補者を応援してどうするんですか。そことの政策なんて一致するわけないんです、維新の党としては。でも首長選挙においては、いつの間にかそういう幹部がそういうところで野合、談合で選挙の応援をしてると。これもう政策本位を忘れてるということです。 でもう1つは、政府とは是々非々だったはずです。政権とは是々非々で、いいことはいい、駄目なものは駄目とはっきり是々非々の対応をするのに、いつの間にか安保法制を見てましても、もう完全になんでも反対になってしまってる。もうこれではね、結党当初の理念を全て今の維新の党は忘れたんだろうなと考えざるを得ません。だからもう一度、原点に返る、そういう政党をつくろうと、こういうことです。